旬を賞味する「たけのこ」   

若竹煮 

たけのこ皮付き            1本
ワカメ (乾燥ワカメ)        10g
木の芽                適宜 

だし カツオと昆布だし              カップ  2
ミリン                         大さじ  2
薄口醤油                      大さじ  2
だしパック                      1個

たけのこはぬかで1〜2時間アク抜きをする。まず、皮付きのたけのこの穂の先端を芯の白い部分が出るぐらい切り落とす。皮を2〜3枚はぎ、白い部分まで包丁で切り目をいれて、ゆっくりと湯がく。串で芯までささる程度になったら、そのまま冷まして一晩おく。たけのこが大きいようなら、縦半分にきってもよい。翌日水洗いして、水につけて2〜3日は保存がきく。たけのこを縦に切ると、白い粉状のものが付着しているが問題ない。


たけのこを適当な一口大に切り分け、分量の調味料だしに入れ、中火で10〜15分程度煮る。この時上に追いかつおだしとして、だしパック1個をのせ、おとしぶたをしておく。汁気が半分程度になったら、水に戻したワカメを適当に切って入れ、味を含ませる程度で火を止める。器に盛り、あれば木の芽を天盛りすれば、より春らしくなるが、木の芽は値段もはり、残ると案外早くしおれて悪くなる。家庭料理だからあえてあしらう必要はないが、我が家では庭に小さな山椒の木を植えているので、春は色々の料理に木の芽を利用している。


若竹煮はうす味で、だしを多い目にして器に盛るときもだしを一緒にいれる。ワカメはあまり煮すぎないように注意。木の芽の香りを楽しみながら、汁までのめる、春定番のお惣菜です。
器:九谷染付け